2004年ごろ……

1/17  面談
2/ 5  進路相談
2/ 6  受験勉強ワクワク
2/29   50歳で受験
3/ 7   人の目
3/ 8  コスプレ
3/ 9  12回ホームコンサート
4/ 2  いいのです
4/ 5  
4/10   授業が楽しい
4/18  3足のわらじ
4/21  空き時間
4/22  担当教員が決まる
4/26  学生は居酒屋
5/ 4  5月の嵐
5/16  リスト
5/29  コンサートエチュードNo.3
6/ 8  60歳からのホームコンサート第13回
6/16  和太鼓

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2004年1月17日(土)     面談
全日本ピアノ指導者協会で採用になった研究「高齢期に適したピアノ指導」みたいのを、
もっと深めたくなり、どこか学校に行きたいな。
と、前から考えていました。

でも、レッスンがあったり、家庭があったり・・・
というわけで、「通学が2時間以内!」「社会人入試をやっている」「音楽教育のある大学院」
の条件で探したところ、松戸のS大学、池袋のT音大学が候補に。

詳しいことを知りたくて、問合せてみました。
T音大は、もう秋に今年度受験は終了しているので、「来年度の6月頃に、また問合せてください。」
S大は、今年度もまだ春試験があり、「教授と面談してみる方がよいでしょう。」と言われ、日時をお約束。

今日、面談に行き、「こんな研究をしたいのですが、やらせてもらえるでしょうか?」と、
今まで書いた研究論文レポート類を教授に見せたら、
「これだけ書ければもう…」 Well come みたいな感じであった。

うーん・・・

2004年2月5日(木)     進路相談
いわゆる「入試難易ランキング」とか「偏差値」みたいのは断然、T音大>S大。
高い方に蹴られて「私の能力では無理だった」と、低い方へ行くのが普通。
高い方を受けもしないで、低い方に行っていいのだろうか?

と、受験の神=K子に相談する。

名門T音大は、ブランド力は高いけれど、コンクール上位入賞!の1点に目が行っている風潮。
その点、S大は違うし、高齢者と多少関係ある「音楽療法」も学べるし、
あなたのテーマ「高齢期の音楽教育」に関しては、S大の方が良いと思う。

そうかあ。。。今さら、もうブランドやステイタスはいらない。
仕事を持つ社会人にとって、昼夜開講制でフレキシブルなこと、通学が近い事は、けっこう重要なポイント。
そして、
「私のこのテーマに関して、2年後、一番良い修士論文が書けるのはどこだろう?」
と考えると、やはり音楽療法もあるS大。

よし、受けよう!

2004年2月6日(金)    受験勉強ワクワク
最も重要なのは「どんなテーマをやりたいか?」とか研究計画書なのでしょうが、
英文和訳(辞書持込み可)や筆記も、あまりひどいと恥ずかしいので準備を。

本屋で、河合塾「○○の長文読解」代ゼミ「これでバッチリ英文和訳」みたいのを購入。
なんだかワクワクしてきました。(^-^)

2004年2月29日(日)      50歳の受験
今日は入試本番。

その事件は、英文和訳(辞書持込み可)の時に起こった。

辞書を開く。
エッ!エッ?なんでーー?
・・・読めない!!辞書の文字が、全く読めないのです。

もしかして、ろ、ろ、ろ、老眼?
距離を離してみたら、読めた。

家のダイニングテーブルは低いから、焦点が合っていたけれど、
学校の勉強机は高かったため・・・老眼が発覚。

あー、22歳の中に50歳のオバサンが紛れ込もうとしたけれど、
スタートから、この有さま・・・。

入学しても授業中、教科書を虫眼鏡で見るのだけは避けたい。

2004年3月7日(日)     人の目
昨日、S大学院の合格通知が届いた。

今日、70代先生と久しぶりに銀座でお食事した時に、
「あとは、入学金を払うかどうかなんだ。」と、打ち明ける。

「あのね、私くらいのトシになると、つくづく思うのよ。
今まで、やりたいことを、
『人からどう思われるか。』『世間に、カッコ悪い。』なんて、『人の目』を気にして、
やらなかったことが何度あったか。
でも、死も近くなった今、あの時やっておけばよかったーと、つくづく後悔してる。
行けるとき、行ったほうがいいわよ!絶対、行きなさい!!」

本当だわ。
S大の入学金、払おう。

2004年3月8日(月)      コスプレ
このS大は制服があるらしい。
だから先日の受験は、紺のブレザーと灰色スカートという制服スタイルにした。

と、娘に言ったら、こう言われた。

「えー!お母さん、コスプレしたの?
ま、まさか、ルーズソックスは履かなかったでしょうね。」

う、怪しすぎる。。。

2004年3月9日(火)12回シニアのホームコンサート

60歳以上のホームコンサートも、12回目になりました。

皆さんの話題は、もっぱら長嶋監督の脳梗塞でした。

4月から、私が大学院生になること、心配なのはレッスン時間と学校の授業が重なる可能性で、
その場合、ご相談させて頂くかもしれないことを、お伝えしました。

まったくもう、突然、とんでもないことを始める先生に、驚き呆れたのではないかと思いますが、
嫌な顔もなさらず・・・。(感謝)

「60歳以上のピアノ指導」について、もっと勉強を深め、必ず還元したいと思いますので、
どうぞ、この我がままを、お許しください。


2004年4月2日(金)  いいのです
私がS大学院生になる話をすると、大抵、「はあ?(‥?) 理解出来ない。」という顔をなさいます。
  「この先生、何、考えてんだろう? こんな年齢で・・・」
  「教えに行くのではなくて…? 生徒なんですか?」
  「しかも、聞いたことない大学名・・・」
     (私も、あまり知らなかった新設校なので、年配の方が知らなくて、無理も無い。)

家族からも、
  「どうして近い筑波大にしないの?」(答:「教育」の中に、音楽だけ無い。)
  「その○○っていう学校、どういう字を書くの?」
  「家のローン、まだ残っているんですが・・・。」
などと言われると、自分がすごくバカげたことをやる気がしてくる。

いいのです。
高級車・宝石・毛皮・ブランド品などに、何百万も使う人もいます。
やりたい勉強の授業料にお金を使っても、バチは当たらないかと…。

今の時代に(10年後は解らないけれど)、
「高齢期の音楽」などという「変わったテーマ」を快くやらせて下さる環境は、なかなか無い。

この学校で、より大きな成果を出せるように一生懸命頑張ればいいのです。ふっふっふ。

2004年4月5日(月)      
第1回目レッスンに都合で欠席だった60代生徒から、月謝が郵送されてきました。
次のレッスンの時でも大丈夫なのに・・・、
     ・・・まあ、なんて、お金に几帳面なのでしょう!

今まで、お金や時間にルーズな若いお母さんを、色々見てきました。

それに比べ、60歳以上の方は、よく練習なさるだけでなく、
時間もお金もマナーも、本当にきちんとしているのです。
相手がそうだと、こちらも「それに応えなくっちゃ…」と一生懸命教えたくなるのが人間。

反対も言えます。
先生が一所懸命教えてくれると、生徒も「それに応えなければ…」と頑張る。

お互いがお互いの鏡なのかもしれません。

2004年4月10日(月)    授業が楽しい
入学して最初の授業は、あの有名な村井靖児先生の「音楽療法研究(能動的音楽療法)」。
先生の情熱やお人柄に触れ、ああ、この授業とってよかったなあ・・・。

トシがいってから勉強するって、こんなに楽しいものだったのですね。
60代、70代だったら、もっともっと楽しいのかも…。
22歳で同じ授業を受けても、きっとこんなに楽しくなかったはず。

すれ違う人が私に丁重にお辞儀していったり、笑ってしまうことも色々あるけれど、
2年間の学生生活を、存分に楽しみたいものです。

2004年4月18日(火)      3足のワラジ
「仕事」「家庭」「学校」の3足のワラジ。

学校のある日は・・・
学校の近くでお惣菜を買って帰り、家に着くなりバタバタ家族の夕食。

学校の無い今日は・・・
朝10時から夜8時半までずーっとレッスン。(ポコンと空いた時間に食事など。)

充実しているけれど、ちょっとお疲れモード(かな?)

2004年4月21日(水)      空き時間
院生はなんと勉強机があり、私もゲット。
私物を持ち込んだり、コーヒーメーカーを持ち込む人もいます。

授業が無い日でも、そこで勉強出来るし、パソコンも使えるし、
図書館で本を借りたり、ピアノ室で練習したり・・・
ずいぶん時間を有効に使えそうです。

2004年4月22日(木)      担当教員が決まる
修士論文の担当教員が決まりました。
音楽教育の中でも生涯学習の分野に詳しい、素敵な女の先生です。
テーマが「60歳以上のピアノ指導法」などと変わっている上、
手のかかる生徒かと思いますが、どうかよろしくお願いします。

2004年4月26日(月)      学生は居酒屋
音楽教育専攻の院生7名とアドバイザーの村井先生で、懇親会。

現役生徒は2名で、5名が社会人生徒。私と2歳違いの方もいらっしゃって、ホッ。
皆さん、色々考えることがあって、入学されたことでしょう。
この出会いを大切にしたいものです。

アルコールを飲んだので、常磐線の駅まで、娘に車で迎えにきてもらいました。
親子が逆転しているところが、また面白いですね。

2004年5月4日(火)      5月の嵐
ちーちゃん(74歳)は、カート(押し車?なんと言うのでしょう?)を押しながら、
ゆっくりゆっくり歩いて、レッスンにいらっしゃいます。

今日は、すごい強風!!飛ばされなければいいのですが・・・。(心配)

2004年5月16日(土)      リスト
今、リストの曲を練習しています。

リストで、ピアノの技巧は最高潮に達したと言われていますが、
曲が素敵なばかりでなく、彼は実際にルックスもカッコイイ、つまり「いい男」だったそうです。

しかも、内面も魅力的で、なかなか女性からも「モテタ」とか…。(^-^)

私も、あるときは甘く、あるときは情熱的に、カッコよく弾きたいものです。

2004年5月29日(土)    コンサートエチュードNo.3
某ホールで、リスト作曲:コンサートエチュードNo.3を演奏しました。

おお!自分の納得いく良い演奏が出来た!\(^-^)/ヤッタア!

と、なりたかったのですが、実際は・・・
リハーサルの演奏よりも、本番の方が良くなかった。(。。)しょぼん。

そのコンサートで一緒に弾いた他の先生方のセリフ:
 「もう、泣きたい!!」
 「『弾き終われば、幸せになれるんだ!天国が待っている!』と思って練習していたのに、
  弾き終わったら、もっと不幸になったわ。地獄が待っていた。」

「テンペスト」「ラ・カンパネラ」「水の戯れ」などを弾かれた先生方なのに・・・、
ピアノってやっぱり難しい。

でも、だからこそ、ピアノに憧れるのかもしれません。

2004年6月8日(火)60歳からのホームコンサート第13回
このホームコンサートも13回に。

今日は、一人ずつのソロ演奏のあとのティータイムが、なかなか盛り上がりました。(^-^)

ソロ演奏で調子出なかったので、もう一回弾かれる方。
仲間のピアノ演奏「浜千鳥」で、尺八を吹く方。
仲間のピアノ演奏「マイウエィ」に合わせて、歌う方。
お仲間のピアノ「きらきら星」で、英語で歌う方。
最後にはみんなで、ピアノ・尺八・歌・・・の大合唱。

習ったばかりの頃は、「合わせる」なんて難しくて、やろうともしなかったのに、
自分から、どんどん前に出て行って、弾いたりアンサンブルしたり・・・。
きっと上達したのでしょう。

2004年6月16日(水)     和太鼓
音楽教育特論Tの授業で、和太鼓を実際に叩きました。

    そーれ! ♪ツクツクテンツク ツクテンテン ポン
    ♪スッテンスッテン ドドーンドン  ビヨ〜ン(飛ぶ)

良い汗をかいて筋肉痛になりそうですが、でも、とても楽しいんです!(^-^)

自分の国の楽器なのに、今まで一度も触ったことがなかったなんて、恥ずかしい。
小学校の学習指導要項に邦楽が入ったのは、大賛成です。


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